3月31日(火曜日)
今日も快晴なので、また登ってみることに!
昨日の帰り道でしっかりしたスノーブリッジを確認していたので、今日はルートを少し変えて最短コースで鳥海山を登ります。
黄緑のトラックは前日のルート
昨日よりわずかに気温が高く、雪質もだいぶ柔らかめ。
fr_factoryさんご一行(3人)は5時20分頃出発していきました。ピッケルとアイゼンを装備だそうです。登頂やる気満々でした。
ここがスノーブリッジだ。全く不安のないブリッジで至る所にできていた。
昨日滑った斜面に到着
標高1500mを超えてくるとシールが効きづらいところもあって、アイスバーンの解凍具合を見ながらゆっくり進んだ。
千蛇谷手前の急斜面は時間がかかったが、シールで登り切った。私が使用しているシールはG3のスプリットボード用で、6シーズン使用している。登攀性能はかなり高いようだ。
それにしても、雪面は波打っていて、それが凍っているので滑るのが大変そうだった。
標高1900m地点ではかなりのアイスバーンでこれ以上登っても滑るのが大変だということで、ドロップ。10.2km歩いて山頂まで1kmもないあたりまで来たが、降雨の影響で溝ができ凹凸がアイスバーンになっていてはどうしょうもない。
千蛇谷は風が強めで気温が低く、アイスバーンが解凍することはなさそうだった。
シールでは千蛇谷手前の急斜面が登れず、つぼ足で登っていた人たちが再度シールを付けて頂上を目指して登って行く。
すべりはじめは全くコントロールが効かず、滑るのが嫌になるほどだった。
標高1500mあたりで雪面が平らになり、アイスバーンもなくなった。
鳥海山に登るとどうしても頂上まで行きたくなるが、滑って楽しい斜面を何度か滑ったほうが良いのだと、今回思った。
今シーズンは雪不足で、早めに中島台へ行かなければと思っていたが、少し早すぎたようだ。標高2000mあたりは、まだまだ気温が低くて滑りが楽しめるような状態ではなかった。
今年も2回も中島台から登ることができて、幸せな時間を過ごすことができた。
29日から車中泊で過ごしているので、三日目の今日は景色の良い三崎公園へ行って寝ることにした。
ちょうど、日没の時間になっていて、鳥海山バックカントリーの最終日にふさわしい景色を見ながらビールを飲んで過ごした。
動画