一押しの投稿

湯殿山エリア 西の平バックカントリー

 1月21日(木) 今シーズン初のnextさんDAZEさんとのBCは月山第一トンネル上部に位置する西の平。 先週に引き続き素晴らしい天気で、雪質も最高でした。 今回のルート(赤のルート)は月山第一トンネル鶴岡側駐車場をスタートして、最初のドロップ地点まで2.7km。 シニアなメン...

2021年4月12日月曜日

鳥海山 中島台バックカントリー 2021年3月27日

 2月末に右膝を少し痛めたので、今年の鳥海山中島台はどうしようかと思っていた。3月下旬になり、アタックするのにベストな天気予報が到来したので、ダメもとで行ってみることにした。

3月26日にかほ市の中島台駐車場に夕方到着した。自宅から車で4時間かかるのでいつも前泊で行くことにしている。駐車場に到着したときは誰もいなかったが、27日朝4時30分に起床すると、土曜日ということもあり続々と車が来て賑わっていた。

早い人で5時ころからスタートする人もいたが、私は準備に時間がかかるタイプなので6時15分頃スタートとなった。


あがりこ大王
このルートは、頑張ると頂上までいけない。だからまずは無理しない、急斜面はなるべく避ける、時々、腰をおろして休む、を守ると何とか登れる。

登り11kmもあるので大概の人は七五三掛手前の急登で体力を失ってしまう。だが、つらいのは七五三掛から新山までの登りなので、七五三掛までいかに体力を温存できるかが登頂の鍵になると思っている。
特に森を抜けるまでの4kmは、ゆっくり歩くようにしている。今回は特にゆっくり歩いた。
森を抜ける赤川越えのスノーブリッジは、どこでも渡れるほど積雪が豊富だった。


森を抜けるとそこは別世界。


先行者にはなかなか追いつけない。ゆっくり歩いているから当然だが、標高1000mあたりで知り合いの人とばったり会った。そういえば、昨年も似たような場所で会っていた。


遂に遥か前方に先行者の集団を視界にとらえた。十数名は登っている。
急登を登り終え、七五三掛を歩いているとめっきり登山者がいなくなる。だいぶ追い抜いた。




いよいよ最後の登りに差し掛かった。みんな神社経由で登っている。少しアイスバーンになっていたので、私は遠回りだが確実にシールで登れるルートを行った。
案の定、アイゼンとピッケル装備の人しか登ってこれない。シールでは無理なようだ。

頂上付近から見る景色はいつ見ても美しい。風もない。

あんなにたくさんの人が登っていたのに、頂上には3,4人しかいない。どこにいったのだろうか?
6時間ちょっとかかってシール登頂できた。右膝の調子は何ともなかったが、途中から右股関節に違和感がでてきた。これは昔からたまに出る症状なので無理さえしなければ問題ない。


山頂で一緒になった男性の方と話をしていたら、私より年上だと思って年を聞いてみると年男だとのこと。私も還暦の年男なので一回り先輩の年男ということで、72歳だった。その年で鳥海山のロングルートを登れるのだということを目の当たりにして、とても心強く思った。その方は山岳会に所属していて、毎年登っているようだった。山登りを続けていれは72歳でも登れるが、1年1年が勝負だと仰っていた。
私も何歳まで登れるかわからないが、怪我に気を付けて毎年毎年続けていきたいと思った。

雪の状態は時々アイスバーンはあるがフィルムクラストで滑る。林間も滑りが良くて、駐車場まで滑って帰ることができた。
滑走動画


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