2月末に右膝を少し痛めたので、今年の鳥海山中島台はどうしようかと思っていた。3月下旬になり、アタックするのにベストな天気予報が到来したので、ダメもとで行ってみることにした。
3月26日にかほ市の中島台駐車場に夕方到着した。自宅から車で4時間かかるのでいつも前泊で行くことにしている。駐車場に到着したときは誰もいなかったが、27日朝4時30分に起床すると、土曜日ということもあり続々と車が来て賑わっていた。
早い人で5時ころからスタートする人もいたが、私は準備に時間がかかるタイプなので6時15分頃スタートとなった。あがりこ大王
このルートは、頑張ると頂上までいけない。だからまずは無理しない、急斜面はなるべく避ける、時々、腰をおろして休む、を守ると何とか登れる。
登り11kmもあるので大概の人は七五三掛手前の急登で体力を失ってしまう。だが、つらいのは七五三掛から新山までの登りなので、七五三掛までいかに体力を温存できるかが登頂の鍵になると思っている。
特に森を抜けるまでの4kmは、ゆっくり歩くようにしている。今回は特にゆっくり歩いた。
森を抜ける赤川越えのスノーブリッジは、どこでも渡れるほど積雪が豊富だった。森を抜けるとそこは別世界。
先行者にはなかなか追いつけない。ゆっくり歩いているから当然だが、標高1000mあたりで知り合いの人とばったり会った。そういえば、昨年も似たような場所で会っていた。
遂に遥か前方に先行者の集団を視界にとらえた。十数名は登っている。
急登を登り終え、七五三掛を歩いているとめっきり登山者がいなくなる。だいぶ追い抜いた。
案の定、アイゼンとピッケル装備の人しか登ってこれない。シールでは無理なようだ。
頂上付近から見る景色はいつ見ても美しい。風もない。
あんなにたくさんの人が登っていたのに、頂上には3,4人しかいない。どこにいったのだろうか?
頂上付近から見る景色はいつ見ても美しい。風もない。
あんなにたくさんの人が登っていたのに、頂上には3,4人しかいない。どこにいったのだろうか?
6時間ちょっとかかってシール登頂できた。右膝の調子は何ともなかったが、途中から右股関節に違和感がでてきた。これは昔からたまに出る症状なので無理さえしなければ問題ない。
山頂で一緒になった男性の方と話をしていたら、私より年上だと思って年を聞いてみると年男だとのこと。私も還暦の年男なので一回り先輩の年男ということで、72歳だった。その年で鳥海山のロングルートを登れるのだということを目の当たりにして、とても心強く思った。その方は山岳会に所属していて、毎年登っているようだった。山登りを続けていれは72歳でも登れるが、1年1年が勝負だと仰っていた。
滑走動画
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